2月の手入れ

 樹種別作業・黒松葉すかし

 まだ黒松の葉すかしが出来ていないものがあれば、この時期に作業ができます。
 この葉すかしは樹形を維持するためだけではなく、樹勢の調整にも一役かう事ができます。樹冠部などの強いところほど葉を少なくして制御し、フトコロ部などの弱いところほど葉を多く残します。要するに、太くしたい枝や長くしたい枝は葉数を多く残し、太りを制御したい枝は少なくするわけです。
 具体的な目安は、養成段階の樹では古葉だけを抜き、半完成樹は頭部など強いところを新葉7〜8枚に、弱いところを10枚ほど残します。完成樹は、強いところを新葉4〜5枚に、弱いところを5〜6枚にします。極端に弱い芽は古葉も残しておくほうが良いでしょう。
 こうした葉すかしによって、弱い芽にも日照・通風が行き届くようになります。葉の減少により急に寒
(乾)気にさらされ芽傷みする恐れもありますから、作業後はムロ・ビニールハウスなどでの保護が無難です。保護に自信のない方は、春先まで待つほうが良いでしょう。


 鉢合わせの検討

 3月も後半になると植え替えシーズンに突入します。まだまだ先の話だなんてのんきにしていると、あとであわてることになります。そろそろ、用土や鉢、底網、固定用の針金などの準備を始めておいたほうがいいでしょう。
 とくに、いざというときになくて困るのが鉢。百枚もの鉢があるのに、この一樹にあう鉢がみつからない!なんてことはよく起こります。
 鉢から樹を抜いて、さて新しい鉢に入れようとしたとき、鉢がなくてウロウロすることのないように、今から鉢合わせを進めておきましょう。


3月の手入れ
2月の手入れ
1月の手入れ